レザック×ボールペン Ball-pointpen × Leatherc 2000
色のない部分を使って「空気・気体」の存在する雰囲気を出せるかなぁ?と思って描いてみたものです。
ボールペンで描き始めの頃はとりあえず「月」を描くことが目的でした。
月は地球から見ると立体というよりは平面的にみえるので、月以外の部分も白黒の表現だけで陰影よりメリハリで描いていたのですが、
描くのに慣れ、絵が複雑になるにつれだんだん陰影をつけない表現が難しくなっていきました。
黒しか使わないので、モチーフが増えれば階層が増えて、階層を分ければ、当然濃くなる(陰影ができる)
次代天使・堕翼可飛あたり、構造がある様な、ない様なデザインなので影をつけるか付けないか迷って結局つけていて
、ここにきてもうリアルに植物を描いています。
描くうちにボールペン画の趣旨が『月』を描く絵から、『光源と光』を描く絵にシフトして、リアルにして、不思議な空間をどこまで表現できるか。
そんなチャレンジに変わっていました。
この後Lorelry,My Wild Cat,Japanise Vampireとたぶん同市進行で大作(B2くらい?)を描いていました。
その大作は結婚・出産を挟んで、完成は2009年くらい?に完成。
ずっと飾ってあってので、ボールペンが薄くなってしまい。修復(描き込み)いれようか迷い中です。
2003年くらいからCGを手がける様になり2004~2006年はボールペンも描きつつHP上に『動く世界』自体を作品として作成する方がメインでした。
大作を完成した後はぽつぽつアナログ作品を手がける、年賀状を張り切る。絵本を作る。学校の黒板を年に3回彩る。感じの作品制作でしたが、
最近またCGの世界にちょっと帰ってきました。
この絵は画像倉庫よりアドビストック経由でダウンロードできます
作品ページには載っていないオリジナルフレームやイラストが『画像倉庫(テンプレ)』より
アドビストック経由でダウンロードできます。
今ここにない「何か」と夢見る新しい世界に出会える場所が創作の場です。
科学の眼差しを愛する自分と、現実では出会ない何かを夢見る自分。
どちらかによらなければいけないかと思った時期もありましたが、人間の豊かさがすべてを形作る。
あの、優しく美しく、思索深い世界に私は遠く及びませんが、
石(科学)を愛し、作品も描く。
ある時娘に「石っこ賢さんみたい」ね。と言ってもらえて迷いはなくなりました。