オスカーワイルドの「ナイチンゲールとバラの花」
この愚かで切なく美しい物語を子どもの頃にアニメで見てしまった衝撃は私の中に「なにか」を残しました。
縁あって小学校中学年向けの「読み聞かせ」に選びたかったものの絵本がなく、ないなら作ってしまおうと作成したものです。
後味が悪いお話として有名ですが、「恋」「愛」というものはあまりにも愚かしく、それでいてとても美しい。
美しく切なく、だから取り憑かれてしまう。
そんな「儚いものの美しさ」が伝わる様当時の技術のめいっぱいで美しく作成してみました。画像または下↓で絵本のページへ飛びます。
大切なカミルスを失ってのち、『カミルスのいる世界』がないなんて耐えられず、HPをつくりました。私の好きなものを詰め込んだ世界で、ちょっとしたところに彼の存在がある。その仮想空間に私の部屋はあって、私はそこの管理人。
そうやって彼のいない隙間をなんとか埋めていき
前を向けるようになった時に描いた『彼を思う絵本』です。
画像または下↓クリックで絵本のページへ飛びます。
作品ページには載っていないオリジナルフレームやイラストが『画像倉庫(テンプレ)』より
アドビストック経由でダウンロードできます。
今ここにない「何か」と夢見る新しい世界に出会える場所が創作の場です。
科学の眼差しを愛する自分と、現実では出会ない何かを夢見る自分。
どちらかによらなければいけないかと思った時期もありましたが、人間の豊かさがすべてを形作る。
あの、優しく美しく、思索深い世界に私は遠く及びませんが、
石(科学)を愛し、作品も描く。
ある時娘に「石っこ賢さんみたい」ね。と言ってもらえて迷いはなくなりました。